牧野訴訟

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牧野訴訟(東京地判昭和43・7・15)

:要約p.186、百選(第5版)掲載なし、百選(第6版)掲載なし

 

原告は、70歳に達したため、知事に老齢福祉年金の受給権の認定を請求し、認められた。しかし、原告は配偶者がおり、同女はすでに老齢福祉年金の支給を受けていたことを理由に、原告及び配偶者に対する老齢福祉年金額から3000円分支給停止する決定がなされた。これに対し原告が支給停止総額の支払を求めて出訴した事件。

 

争点 年金における夫婦受給制限は、憲法14条に反するか

結論 違反する

 

※ 共同生活の方が単身生活よりもはるかに費用がかさむものであり、「夫婦者の老齢者が単身の老齢者より一層みじめな生活を送っている」とまで認定して、夫婦者の老齢者と単身の老齢者との区別には、「到底、差別すべき合理的理由があるものとは認められない」として、憲法14条1項違反を認定しています。