信教の自由と加持祈祷治療

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信教の自由と加持祈祷治療(最大判昭和38・5・15)

:要約記載なし、百選Ⅰ(第5版)41事件p.84、百選Ⅰ(第6版)41事件p.88

 

真言宗の僧侶である被告人は、加持祈祷を依頼され、憑いている大きな狸を追い出すと称して、被害者の横で線香を炊きながら、被害者を手で殴るなどした。その結果、被害者は全身に熱傷や皮下出血を負い、これに起因する急性心臓マヒで死亡した。そこで、被告人は、傷害致死罪に問われて起訴された事件。

 

争点 信教の自由は、公共の福祉によって制限されるか

結論 制限される

 

【覚えるべきフレーズ】

 

「憲法20条1項は信教の自由を何人に対してもこれを保障することを、同2項は何人も宗教上の行為、祝典、儀式または行事に参加することを強制されないことを規定しており、信教の自由が基本的人権の一として極めて重要なものである。しかし、およそ基本的人権は、国民はこれを濫用してはならないのであって、・・・、信教の自由の保障も絶対無制限のものではない