群馬司法書士会事件

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群馬司法書士会事件(最判平成14・4・25)

:要約p.73、百選(第5版)掲載なし、百選(第6版)掲載なし、伊藤20事件p.143

 

群馬司法書士会は、阪神大震災で被災した兵庫県司法書士会に復興支援拠出金3000万円を寄付するため、登記申請1件あたり50円の復興支援特別負担金を徴収する旨の総会決議を行ったが、会員である原告が、同決議の不存在確認を求めて出訴した事件。

 

争点 拠出金の寄付は、司法書士会の目的の範囲内といえるか

結論 目的の範囲内である

 

※ 南九州税理士会政治献金事件と異なるのは、拠出金の寄付は、政党への寄付とは異なり、「会員の政治的又は宗教的立場や思想信条の自由を害するものではなく」、逆に「他の司法書士会との間で業務その他について提携、協力、援助等をすることもその活動範囲に含まれる」といえるからです。ですので、司法書士会が税理士会同様、「いわゆる強制加入団体である事を考慮しても」、なお本件拠出金の寄付は、目的の範囲内といえるのです。