東京都外国人職員管理職選考事件(控訴審)

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東京都外国人職員管理職選考事件(控訴審)(東京高判平成9・11・26)

:要約p.65、百選(第5版)掲載なし、百選(第6版)掲載なし

 

保険婦として東京都職員に採用されていた韓国籍の特別永住者である原告は、東京都技術系医科学管理職選考試験に際して、日本国籍を有しないことを理由に受験が認められなかったため、受験資格の確認及び損害賠償を求めて東京都を提訴した事件。

 

争点 外国人に公務就任権は保障されているか、また、国民主権に反しない限度の公務就任は憲法上禁止されているか

結論 保障されていないが、禁止されてもいない

 

※ 上告審が、「公権力行使等地方公務員」であるか否かで区別したのに対し、

この控訴審は、❶国の統治作用である立法、行政、司法の権限を直接行使する公務員、❷公権力を行使、または公の意思の形成に参画することによって間接的に国の統治作用にかかわる公務員、❸上司の命を受けて行う補佐的・補助的な事務、専ら学術的・技術的な専門分野の事務等に従事する地方公務員の3種類に分類した点が重要です。