Nシステム訴訟

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Nシステム訴訟(東京高判平成21・1・29)

:要約記載なし、百選(第5版)掲載なし、百選(第6版)掲載なし、小山5事件p.34

 

国は、全国の道路上に設置・管理している自動車ナンバー自動読取システム(Nシステム)を稼働させているところ、原告らは、Nシステムの端末等によって車両の運転席、搭乗者の容ぼうを含む前面を撮影された上、ナンバープレートを判読されて、自己情報コントロール権等を侵害されたとして、国家賠償を請求した事件。

 

 

争点 Nシステムは憲法13条に違反するか

結論 違反するとはいえない

 

 

【覚えるべきフレーズ】

 

「憲法13条は、控訴人らのいう自己情報コントロール権ないしドイツ憲法裁判決のいう自己情報決定権に当たるかどうかはともかくとして、国民が公権力によってみだりに自己の私生活に関する情報を収集・管理されない自由を保障する

 

※ Nシステム訴訟も、住基ネット訴訟と同様、自己情報コントロール権に基づく主張が争われた事件ですが、この高裁判決が特徴的であるのは、同様のシステムを、行政が収集できる情報の対象及び利用目的が明確に特定されていないとして違憲と判断したドイツ憲法裁判決との比較検討がなされていることです。