砂川事件

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砂川事件(最大判昭和34・12・16)

:要約p.18、百選Ⅱ(第5版)179,210事件p.372,434、百選Ⅱ(第6版)169事件p.360、伊藤80事件p.569

 

米軍が使用する砂川町内の立川飛行場の拡張計画反対派が、飛行場に境界柵を壊して侵入した。そしてこの行為が、日米安保3条に基づく刑事特別法2条違反に該当する、と起訴された事件。

 

争点 外国の軍隊は9条2項の「戦力」に該当するか

結論 該当しない

 

【覚えるべきフレーズ】

 

「同条項(=9条2項)がその保持を禁止した戦力とは、わが国がその主体となってこれに指揮権、管理権を行使し得る戦力をいう」

 ・・・こう述べて、外国の軍隊が「戦力」にあたらない、と判断しています。

 

「本件安全保障条約は(=日米安保)・・・わが国の存立の基礎に極めて重大な関係をもつ高度の政治性を有するものというべきであって・・・一見極めて明白に違憲無効であると認められない限りは、裁判所の司法審査権の範囲外」

・・・旧日米安保条約に対する司法審査権の範囲について、このような基準が提示されています。この基準を条約一般にまで拡張して用いるべきか否かは、また別論です。