芦部『憲法 (第六版)』(2015年、岩波書店)等を参照して、定義集を作りました。該当ページも全て載せています。
今後、他の憲法の本も参照して、バージョンアップを図っていきたいと思っています。なお、モバイルでは少し見づらいので、PC環境での閲覧を推奨します。
定義に★★★(超重要!!)、☆☆(重要!)、☆(重要?)のランク付けをしております。条文の文言の定義や判例のフレーズの重要性を高く評価しています。☆(重要?)にはマニアックなものも多く、理解すれば十分であるものも少なくありません。
【 憲法☆定義 完成への道 】
1、芦部憲法をベースに憲法定義集の土台作成(既に完了)
2、様々な本を参照して、定義の追加作業(今ココ。当分ココ)
3、定義の順番整理、概念整理、不要な定義の削除(ココにも入ってる)
4、定義の音声化及び動画化
→ 完成!!
【 自分用の備忘録 】
1、芦部憲法の整理に基づくと、違憲審査基準に関する定義は、かなり色々な場所にバラける。これだと、小山剛の作法から取ってきた違憲審査基準の定義と、上手くマッチできない。
→違憲審査基準に関しては、芦部の定義を、芦部の体系の中でも【基本的人権の原理・限界】か【憲法訴訟】に移動させる?
2、制度保障に関する定義の場所がバラバラ
→小山の記載が厚いため小山の整理に従い、政教分離を含む【精神的自由権(内心の自由)】におくのか、芦部に従い、【基本的人権の原理・限界】におくのか。あるいは両方併存させるか。
→一応、制度的保障・制度忌避の議論の次に、政教分離(制度的保障)、政教分離(客観法上の保障)が出てきてみやすい。とりあえず併存させる!
3、定義をぐっちゃぐちゃにしない為に、とりあえず芦部及び憲法学読本の定義は、【基礎】として手をつけないでおく。その他の本からとってきた定義は【応用】として色々詰め込む。【応用】の軸は、小山及び新四人組の三段階審査論の予定。
【 既に参照した文献 】
芦部信喜・高橋和之補訂『憲法(第6版)』2015年、岩波書店
渋谷秀樹『日本国憲法の論じ方(第2版)』2010年、有斐閣
小山剛『「憲法上の権利」の作法(第3版)』2016年、尚学社
安西文雄・巻美矢紀・宍戸常寿『憲法学読本(初版)』2011年、有斐閣
【 これから参照する可能性のある文献 】
野中俊彦・中村睦男・高橋和之・高見勝利『憲法Ⅰ(第4版)』2007年、有斐閣(あるいは第5版)
野中俊彦・中村睦男・高橋和之・高見勝利『憲法Ⅱ(第4版)』2007年、有斐閣(あるいは第5版)
佐藤幸治『日本国憲法論』2011年、成文堂
戸松秀典『憲法訴訟(第2版)』2008年、有斐閣
渡辺康行・宍戸常寿・松本和彦・工藤達朗『憲法Ⅰ基本権』2016年、日本評論社